後藤和智事務所OffLine サークルブログ

同人サークル「後藤和智事務所OffLine」のサークル情報に関するブログです。旧ブログはこちら。> http://ameblo.jp/kazutomogoto/

【例大祭13新刊】幻想郷市民大学1――自己・社会・メディアの理論

【書誌データ】
 書名:幻想郷市民大学1――自己・社会・メディアの理論
 発行日:2016(平成28)年5月8日(第13回博麗神社例大祭
 著者:後藤和智後藤和智事務所OffLine http://www45.atwiki.jp/kazugoto/
 表紙:おみなえし(たけのこ。 http://ominaeshin.tumblr.com/

 サイズ:A5
 ページ数:244ページ
 価格:即売会…1,600円、書店…2,000円(税抜)
 通販取扱:メロンブックス https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=159317
  とらのあな http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/40/55/040030405544.html
  COMIC ZIN 委託予定
  grep http://www.grep-shop.com/tsuhan/products/detail.php?product_id=16932

 国立国会図書館登録情報:納本予定
 電子書籍メロンブックスDL

www.melonbooks.com


 サンプル:

www.pixiv.net



 備考:本書は同人サークル「上海アリス幻樂団」の作品「東方Project」シリーズの二次創作作品となります。そのためコミティアなどの二次創作作品の頒布が禁止されている即売会では頒布いたしません。
 登場人物:霧雨魔理沙、宇佐見菫子、古明地さとり上白沢慧音稗田阿求、本居小鈴、聖白蓮茨木華扇博麗霊夢豊聡耳神子、少名針妙丸、二ッ岩マミゾウ森近霖之助、名無しの本読み妖怪、アリス・マーガトロイドパチュリー・ノーレッジ射命丸文姫海棠はたて犬走椛

 【目次】
総集編まえがき 兼 解説

第1部 古明地さとりの自己形成論講義:市民のための「自己」をめぐる社会科学講座
Illustration: おみなえし(たけのこ。)
 第1章 第1部まえがき
 第2章 「少年期」の形成――アリエス『〈子供〉の誕生』とその周辺
  2・1 はじめに――なぜいまアイデンティティ論なのか
  2・2 子供観の社会史――フィリップ・アリエス『〈子供〉の誕生』を読む
  2・3 教育思想史における「子供」とは?――ジャン・ジャック・ルソー『エミール』を読む
  2・4 補足1:日本ではどうだったか?
  2・5 補足2:日本の子供研究の転換点――本田和子『異文化としての子ども』
  2・6 まとめ
 第3章 アイデンティティ論の形成と発展――現代社会における「自己」のあり方
  3・1 はじめに
  3・2 エリクソン社会心理学の基礎
  3・3 ポスト近代社会におけるアイデンティティ――ギデンズ、バウマン
  3・4 まとめ
 第4章 若者のアイデンティティ――若者論は「自己」をどう捉えてきたか
  4・1 はじめに
  4・2 浅野智彦『若者とアイデンティティ』の中の議論
  4・3 情報化社会・サブカルチャーアイデンティティ――肥大化か、分散か
  4・4 「ロスジェネ」とアイデンティティ――「我こそ被害者」の連帯
  4・5 アイデンティティ論のゆくえ――ポスト・ロスジェネは何を期待されているのか?
  4・6 まとめ
 第5章 「自己啓発の時代」とその見方――自己コントロールの罠に気付くために
  5・1 はじめに
  5・2 そもそも自己啓発(書)とは何か?――定義、構造、歴史
  5・3 自己啓発書はどのような時代の要請を受けるのか?
  5・4 現代の自己啓発の問題点1:自己啓発と劣化言説――差別が再生産される危険性
  5・5 現代の自己啓発の問題点2:自己啓発書批判が別の自己啓発を生み出す可能性
  5・6 まとめ
 第6章 第1部あとがき
  6・1 エピローグ
  6・2 あとがき

第2部 香霖堂の社会思想ゼミ:市民のための「社会」をめぐる思想講座
Illustration: Kch(慶雲興)
 第7章 第2部まえがき
 第8章 ハンナ・アレント / 公共性(発表者…上白沢慧音
  8・1 はじめに
  8・2 全体主義研究のアレント
  8・3 『人間の条件』――「公的領域」の喪失は何をもたらしたか
  8・4 アレントにおける「労働」と「仕事」
  8・5 『革命について』
  8・6 まとめ
 第9章 カール・シュミット / 決断主義(発表者…豊聡耳神子
  9・1 はじめに
  9・2 『政治的ロマン主義
  9・3 「決定(決断)主義」とは何か?――『政治神学』
  9・4 政治・社会における対立とは――『政治的なものの概念』
  9・5 まとめ
 第10章 ジョン・ロールズ / リベラリズム(発表者…少名針妙丸)
  10・1 はじめに
  10・2 社会契約論とリベラリズムの形成
  10・3 「原初状態」
  10・4 第一原理(平等原理)
  10・5 第二原理(格差原理)
  10・6 格差原理をめぐる議論と批判
  10・7 まとめ
 第11章 エドマンド・バーク / 保守主義(発表者…二ッ岩マミゾウ
  11・1 はじめに
  11・2 保守主義とはなにか
  11・3 『フランス革命についての省察
  11・4 バーク保守主義の経済学への展開
  11・5 まとめ
 第12章 ピエール・ブルデュー / 文化資本(発表者…古明地さとり
  12・1 はじめに
  12・2 『遺産相続者たち』――社会階層論
  12・3 「知識人」とは何か
  12・4 まとめ
 第13章 第2部あとがき
  13・1 エピローグ
  13・2 ブックガイド
  13・3 あとがき

第3部 天狗組のメディアの世界を覗く旅:市民のためのメディア・コミュニケーション論の基礎
Illustration: 祭唄(Rainbow Vanilla)
 第14章 第3部まえがき
 第15章 基礎――コミュニケーションと情報技術
  15・1 はじめに
  15・2 「メディアはメッセージである」
  15・3 なぜ新しいメディア、テクノロジーは叩かれるのか
 第16章 メディア、コミュニケーションの現在
  16・1 世代論の危険性
  16・2 メディア、コミュニケーションをどう研究するか
  16・3 携帯電話は何をもたらしたのか?
 第17章 世論
  17・1 そもそも世論とは
  17・2 沈黙の螺旋
 第18章 流言・デマと風評被害
  18・1 流言とデマはどう違うか
  18・2 噂をなぜ信じるのか
 第19章 サブカルチャー
  19・1 メディア文化としての「サブカルチャー
  19・2 消費財化する文化的アイデンティティ
 第20章 広告
  20・1 広告都市・東京――西武・パルコを中心に
  20・2 メディアとしての広告
  20・3 技術が広告を変える
  20・4 散逸する広告/融解する広告
 第21章 論壇
  21・1 日本の総合雑誌
  21・2 バッシング化する論壇と「文化人」
 第22章 メディアと若者論
  22・1 メディア論、コミュニケーション論は若者論に斬り込めるか
  22・2 後期近代の若者論
 第23章 第3部あとがき
  23・1 エピローグ
  23・2 あとがき

第4部 Appendix
第24章 教育ツールとしての東方二次創作に関する考察――講座系二次創作とは何か
  24・1 はじめに
  24・2 講座系二次創作とは何か
  24・3 講座系二次創作の社会的・教育的機能
  24・4 まとめ
 第25章 東方評論の現在――商業誌と同人誌の違いに着目して
  25・1 はじめに
  25・2 同人誌の東方評論と今後の見通し
  25・3 商業誌の東方評論とその問題点
  25・4 まとめ――商業評論の「停滞」をどう見るか
 第26章 とある批評の学問皆無(ゼロアカデミズム)――平成日本若者論史Extra
  26・1 はじめに
  26・2 文芸空間社『新文学03』より「【特集 このコンテンツがエグい!――二十一世紀文化の七二選】ネットカルチャーの十七選」
  26・3 福嶋亮大ホモ・エコノミクスの書く偽史」、『思想地図』第3号pp・227-257
  26・4 福嶋亮大『神話が考える』
  26・5 まとめ