後藤和智事務所OffLine サークルブログ

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【雑記】「工学」は現状追認の道具ではない!(2021.10.12)

ツイッターの某右派アカウントの正体が「法人」であり、なおかつその「法人」が自民党の一部議員とも関係があったことが明らかになっている昨今、皆様お過ごしでしょうか。というわけでこんな俺の怒りが有頂天になったツイートを見つけた。

とりあえず「エンゲージメント」をツイッターでタグ検索してみると見事ほとんどがこの書き手によるものだという呆れたものだが、それはさておき、いま問題になっているのは、政権党がメディアを使って野党議員を貶めることや、あるいは広告というシステムを使って差別扇動やニセ科学歴史修正主義は紛れもないニセ科学だ)を公然流布することの是非である。

それを《ナショナリズムをTLVの高いマーケティングの問題として捉えて工学的に対処すべき知恵が左には必要》というのはそういった右派扇動の是認に過ぎない。必要なのはもっと高位の価値観――正義とか、科学とかであるはずだ。工学修士の私としては、右派扇動の正当化に「工学」などという言葉を使うことは断乎として許さぬ!!!

必要なのは「工学的な対処」ではないし、また現状起っている右派扇動、差別扇動を「マーケティングの問題としてのナショナリズム」と捉えること自体が「中立」を僭称した差別への肩入れに過ぎないのだ!

《すでにつくられてしまった溝に橋をかけるために、いかなる「まつりごと(政=投票)」を仕掛けるか》などというのもずいぶんと牧歌的な、なんら現実を捉えていない傍観者の態度でしかない。第一その「溝」が誰によって作られ、そして誰がそれを利用しているのか。それを考えたことがあるのか?

ちなみにこの書き手はかつて『前田敦子はキリストを超えた』なる愚書を書いた濱野智史である。