後藤和智事務所OffLine サークルブログ

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【雑記】左派嘲笑の政治観2編(2021.06.24)

いったいどういう風に現実を見ていたらそうなるのかというツイートを本日2件も見てしまったので書き記しておく。

すげえ。たった1ツイートにここまで突っ込みどころを詰め込めるのはある意味才能ですらある。まず《「民主主義」を「民間の生の声を政治に取り入れる」と捉え》くらいはいいとしてもまず《節約上手の主婦のおばちゃんが「私なら上手いこと予算をやりくりできる」》ってまず緊縮財政を訴えてきたのは《節約上手の主婦おばちゃん》ではなく構造改革主義の新自由主義勢力だし第一ここで「主婦おばちゃん」を意味もなく出すというのはミソジニーではないか。

さらに《意識他界系市民オンブズマンが「クリーンな政治で税金の無駄遣いを無くす」》って、そもそも《意識他界系》などという言葉を使っている時点で他界しているのはてめえの意識だろとしか言い様がないのだが、市民が行政に対して説明責任を果たすよう求めるのは市民の権利であり、それを《意識他界系市民オンブズマン》の主張として叩くのは書き手の傍観者意識を満たす以外の効果はない。

辛うじて正しいと言えるのは《コストカット手腕の経営者等が、マクロ経済政策策定に参入》と言えるが、果たしてワタミの社長を国会議員に招き入れたのはどこの党でしたかね。

このツイートはとある東方・艦これ分野の二次創作小説で活躍する作家のリツイートだが、書き手もリツイートした人間もこんな理解で現代の政治を語るのはやめてほしい。そもそもこのような物言いで隠蔽されているのは政権そのものと、長期間政権を握ってきた現与党ではないか。そこに触れることをなぜしない。できないのか。したくないのか。する度胸がないのか!

 こちらは批判的引用で回ってきたツイートなのだが、いい加減「左派リベラル連中に比べて俺のほうが“新しい”んだ」という自称中立仕草は世の中に害悪しかもたらさない。唯一プラスになる点があるとすればこういう書き手のさもしい自尊心が満たされるだけだろう。そもそも同じ名字を強制されることによる弊害や同性愛者の権利が侵害されている現状があることに対してこんな議論でそういう現状を変えることができるのか?

第一このツイートは「左派リベラル連中に比べて俺のほうが“新しい”んだ」というそれこそ“お気持ち”以外の論拠を持たないのだ。